1次式
【解説】
「-4x+12」という式では,「-4x」と「12」の和とみることができるので,文字を含む式でも,
-4x,12
が式「-4x+12」の項になります。そして,文字を含んでいる式でも,加法や減法の記号「+」,「-」の前に「/」を入れて式を区切ることで,
-4x/+12→項:-4x,12
のように項を判断することができます。
また,文字が1つ含まれている項のことを1次の項といいます。式「-4x+12」では,「-4x」が1次の項になります。さらに,文字が2つ含まれている項を「2次の項」,3つ含まれている項を「3次の項」
(例)2次の項:ab,x2 3次の項:abc,x3
となっていきますが,この単元では,1次の項だけ,もしくは,1次の項と数の項だけの式について学習し,そのような式のことを1次式といいます。
(例)1次の項だけの式:-4x, 1次の項と数の項だけの式:-4x+12
そして,文字を含む項において,文字以外の部分を係数といいます。「係数」の「係」という文字には「掛ける」という意味があるので,「係数」とは,
係数:文字に掛けられている数
と考えることができます。つまり,「-4x」という項では,省略されている乗法の記号「×」を使えば,
-4x→-4×x
と表されるので,文字「x」には「-4」という数が掛けられています。つまり,文字に掛けられている数は文字以外の部分になるので,係数は「-4」ということになります。
【例題】

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【演習問題】

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