【講義】和と差の積

  • 正解率:50.00%
  • 解答数:2

EXAMPLE

例題

次の式を展開するとき,ア~エに当てはまる数を半角英数字で入力しなさい。

  1. \( (3x +2)(3x -2) =\fbox{ア}x^2 -\fbox{イ} \)
  2. \( (-4a +3)(4a +3) =\fbox{ウ} -\fbox{エ}a^2 \)
ア:
イ:
ウ:
エ:

TEXT

テキスト解説

\( (a +b)(a -b) \)のように,計算記号の「+」と「-」以外は同じである多項式の積は,「\( a +b \)」と「\( a -b \)」という,同じ文字や数の和と差の積の形で表されるので,一般的に「和と差の積」と言われます。この式を,展開公式

\[ (□ +〇) \times (□ +△) =□^2 +(〇 +△) \times □ +〇 \times △ \]

に,\( □ =a, \ 〇 =b, \ △ =-b \)を当てはめて展開すると,

\begin{align}
(a +b)(a -b) &=a^2 +\{ b +(-b) \}a +b \times (-b) \\
&=a^2 -b^2
\end{align}

となります。そこで

\[ (□ +〇) \times (□ -〇) =□^2 -〇^2 \]

のように,和と差の積は平方の差になることを公式として利用します。このとき,「前どうし(の積),引く,後ろどうし(の積)」や「前の2乗,引く,後ろの2乗」のように,公式を文章にして,この文章を呪文のように唱えながら使うことをお勧めします。

MOVIE

動画解説


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